手付金を支払い猶予・解除のトラブルと解決法

手付金は契約を結んだことを証明するためのお金。では契約を結んだときと手付金を払ったときでは、どちらが正式に「契約締結」がなされた時なのでしょうか。
今回は手付金の支払うタイミングに関するトラブルをご紹介します。
手付金を支払う前に契約を結び解除をしたら、それは契約違反になるのでしょうか?
知識が不足していると多額の手付金がとられ、不動産物件も手に入らない……という状況になってしまう可能性があります。
トラブルについてしっかり学んでおきましょう。


a0002_006859

手付金を支払う前なのに契約解除には、手付金放棄が必要?

トラブル体験者 ナナミさん(三十代男性・会社員)

広告で見た不動産物件が気に入ったので内見に行く流れになりました。実際の不動産物件はとてもキレイでしたが、金額を考えると難しいかも……と思いました。
しかし不動産業者は「すぐに売れてしまうかもしれない。手付金の納入は一ヵ月後でもいいから契約だけしてください」と熱心に話を進めてきて……。
結局押し切られる形で不動産購入の契約を結んでしました。
ですが考えてみるとやはり資金を用意することはできないとの結論に至り、契約解除を不動産業者に申し出たところ、
「手付金放棄をして契約解除することになるので、手付金分の200万円を用意してください」とのこと。
まだ手付金を支払ってもいないのに……。手付金を支払い、さらに返還放棄をしなければいけないのでしょうか。

解決方法 手付金を支払う必要も放棄する必要もない

手付金とは不動産売買契約が結ばれたときに支払われることが多いですが、必ずしもそのタイミングと決まっているわけではありません。
そして民法には簡単に言えば「手付金が支払われた時点で契約が結ばれたことになる」という一文があります。
つまり今回のトラブル経験者・ナナミさんの場合は手付金を支払っていないため、仮契約程度だったはず。
それを手付金を支払い放棄しろというのはおかしな話なのです。
結果、トラブル体験者・ナナミさんは手付金を支払う必要はありません。

まとめ

手付金を支払ってもいないのに手付金を放棄しろ……と言われたら誰でもびっくりしますよね。
しっかりと不動産業者と話し合い、それでも折り合いがつかなければ弁護士などに相談してみるとよいでしょう。
手付金を守るために知識を蓄えておくと、不動産物件も頑張って貯めた手付金も守ることができますよ。
手付金を無駄にしないためにも予備知識を入れて不動産購入に臨みましょう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする